「
安田記念・G1」(6日、東京)
ギベオンが短距離女王
グランアレグリアを撃破して、再び金星を狙う。2走前の
金鯱賞は10頭立ての最低人気だったが、果敢にハナを奪うとマイペースに持ち込んで逃げ切り勝ち。単勝1・4倍と圧倒的1番人気に支持された3冠牝馬
デアリングタクトの猛追を首差封じ込んで、波乱の立役者となった。
前走のマイラーズCは19年
ダービー卿CT以来、2年1カ月ぶりのマイル戦だったが、中団から運んで0秒4差の7着。着順ほど大きくは負けていなかった。引き続き同じ距離で、18年NHKマイルC2着の舞台なら変わり身があってもいい。
4日は角馬場から栗東CWを流して体調を整えた。藤原英師は「雰囲気はいい。相手関係は厳しいかもしれないが、東京マイルは実績がある。馬体重は510キロを切るぐらいで出せそうだし、楽しみです」と一発を期待していた。
引き当てた枠は2枠2番。過去10年で勝ちこそないが、13年
ショウナンマイティ、19年
アエロリットが2着に好走している。指揮官も「偶数の方が良かったし、ロスなく運べていいと思う」と歓迎ムードだった。
先週は
シャフリヤールで
エフフォーリアの2冠を阻止し、2度目のダービー制覇と勢いに乗る陣営が、今週は女王狩りでアッと言わせる。
提供:デイリースポーツ