東京のGI連続開催直後のレースで、秋以降に向けて賞金を加算しておくために実力馬が参戦してくることもしばしばある。近年の連対馬では、
ダークシャドウ、
ダノンシャーク、
ジャスタウェイ、
エイシンヒカリ、
サトノアラジン、
サラキアが後にGIで活躍した。
1.4歳馬が中心
過去10年で、4歳馬が[7-6-3-17]で連対率39.4%・複勝率48.5%と圧倒的な成績を残している。対して、5〜6歳馬は[3-4-5-69]で複勝率14.8%、7歳以上馬は[0-0-2-46]で複勝率4.2%。
2.先行馬に分がある
昨年は不良馬場の影響もあったが、2番手追走の9番人気
ダイワキャグニーが押し切って、逃げた18番人気の
トーラスジェミニが3着。一昨年は道中1・2番手だった
レイエンダ・
サラキアがそのまま粘り込んでワンツー。それ以前も、17年は4角3番手以内の馬が3着以内独占、16年は逃げ粘った
マイネルミラノが6番人気3着、15年は逃げた
エイシンヒカリが優勝など、逃げ・先行馬の活躍が多い。
3.距離短縮は苦戦気味
過去10年で、距離延長組は連対率15.9%、前走も1800mだった馬は連対率13.1%なのに対し、距離短縮組は連対率8.8%。先行力が求められることもあってか、距離短縮組は苦戦気味。
ファルコニアは2勝クラスを逃げ切って勝ち、3勝クラスを4角2番手の競馬で押し切りV。近走は先行する競馬で連勝している。過去に
京都新聞杯で3着があり、今回オープン入り初戦といっても能力は見劣りしない。初の府中がポイントになりそうだが、人気妙味はありそうで狙ってみたい一頭だ。