「
エプソムC・G3」(13日、東京)
一念発起で重賞初Vに挑む。デビューした17年に同期最多の24勝をマーク。好発進を決めた
武藤雅騎手(23)=美浦・水野=だったが、5年目を迎えた現在、地方での1勝(19年
関東オークス)こそあるが、まだJRA重賞には手が届いていない。「そろそろ頑張りたいですね。(周囲から)何度も言われていますし、何とかやります」と気合の表情だ。
今回コンビを組む
アトミックフォースは、父・武藤師が管理する厩舎の看板馬。トレーナーは「昨年と同じ舞台でチャンスをもらえているんでね。敗因がないレースをしてほしい。きっちり乗らないと重賞は勝てない。馬の力を出し切ってほしいです」と期待する。
20年の
新潟大賞典で2着。そして20年のこのレースと、2走前の
ダービー卿CTでも小差の5着に健闘している。「馬はすごいしっかりしてきているし、重賞でもやれる力はあります。あとは展開ひとつ」と力を込める。
21年は2月の調教中に右肩を骨折。1カ月ほどの休養を余儀なくされた。出遅れた分を取り戻すべく挑む、逆襲の夏-。父の
バックアップも力に、タイトル奪取で大きく羽ばたいてみせる。
提供:デイリースポーツ