1月の
日経新春杯以来の実戦となる
ヴェロックスですが、陣営はここに向けてじっくりと調整されてきました。
「
東京新聞杯に出走予定がありましたが、歩様に乱れがみられたので無理をせずに回避、放牧に出しました。でも、その放牧に出したことでいい状態で厩舎に戻ってきてくれました」と片山助手。
この中間は坂路中心での調整。とても順調に調教が進んでいるのは明らかで、より期待が高まります!
「これまで無理してレースを使っていない分、馬が若いです。きっかけひとつでまだまだやれていいと思いますよ」
クラシック優勝候補でしたが、
皐月賞2着、
日本ダービー3着、
菊花賞3着と惜しくも栄冠には手が届きませんでした。勝ち星も
皐月賞の前の
若葉Sからしばらく得られずにいますね。
今回は焦らずに復調に努めてきただけに、勝負気配がうかがえます。なんとか、27か月ぶりの勝利を!
(取材・文:花岡貴子)