天皇賞・春で4着に敗れた後は、宝塚記念(6月27日・阪神芝2200m)に目標を定めて調整を進めているアリストテレス(栗東・音無秀孝厩舎)。今回は武豊騎手との初コンビになるということで、先週の追い切りからジョッキーが騎乗している。

　今朝16日の1週前追い切りでも武豊騎手が騎乗。CWでの3頭併せで、ヴァーダイトと新馬ダノンフォーナインの2頭が先行して、これを追いかける形となった。

　前半ゆっくりと進めたこともあり、3コーナーでは簡単に前に追いつきそうな勢い。そこから外を回っていったので、最後の直線に向いた時は先頭と2馬身ちょっとという感じで、さあ行くぞという体勢。

　じわじわと差を詰めて、最後はヴァーダイトとの追い比べだったが、ほぼ同入でゴール。時計は6F82.6〜5F67.2〜4F52.2〜3F37.9〜1F12.1秒。動きすぎることも動かなさすぎることもなく、ちょうどいい感じ。この動きを見るかぎりはジョッキーとの手も合いそうな雰囲気だし、重賞を勝ったこの距離であらためて、といったところ。

(取材・文：井内利彰)