20日に阪神競馬場で行われる
マーメイドS(3歳上・牝・GIII・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが1番と12番。3回で3番、7番、13番が続き、2回が4番、6番、9番、14番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 1-1-3-8/13 複勝率38.5% 複勝回収率129%
2枠 2-0-0-12/14 複勝率14.3% 複勝回収率72%
3枠 1-1-0-16/18 複勝率11.1% 複勝回収率22%
4枠 0-3-1-15/19 複勝率21.1% 複勝回収率141%
5枠 0-1-2-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率51%
6枠 1-1-1-17/20 複勝率15.0% 複勝回収率28%
7枠 3-1-2-14/20 複勝率30.0% 複勝回収率118%
8枠 2-2-1-15/20 複勝率25.0% 複勝回収率162%
【二桁人気の激走馬】
11年 13番人気3着 5
アースシンボル(12-12-13)
12年 10番人気3着 7
メルヴェイユドール(13-12-09)
13年 10番人気2着 12
アグネスワルツ(01-01-01)
14年 13番人気2着 14
コスモバルバラ(02-02-01)
15年 10番人気3着 13パ
ワースポット(15-11-11)
18年 10番人気1着 3
アンドリエッテ(09-11-09)
19年 10番人気2着 16
レッドランディーニ(11-11-09)
※()内は通過順
全頭ベタ買いの複勝回収率が90%もあり、波乱傾向の強いレース。1枠、4枠、7枠、8枠で複勝回収率が100%を超えている。馬番別成績では12番より外は全て複勝回収率がプラスとなっており、出走頭数が多い時ほど外目の枠順に注意する必要があるだろう。今年は登録段階で23頭とフルゲート必至。まずは外枠に注目だ。
波乱を演出した10番人気以下での激走馬をピックアップしてみると、7頭中5頭が3コーナー10番手以下で残る2頭が3コーナー2番手以内。好位差しではなく、極端な脚質で穴をあけていることが分かる。梅雨時で馬場が悪くなりやすいからか、先行馬も外枠から良いところを通る形が良いか。牝馬限定戦だけにあまり揉まれこむのが良くないというのもあるだろう。
阪神芝2000mというコース自体は内回りでもあり内枠先行馬に目がいきがちだが、このレースに限っては外枠重視で臨むのが良さそうだ。