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本田優騎手、最終週は2勝

  • 2007年02月25日(日) 16時30分
 25日、阪神競馬場の全レースが終了。25日の騎乗をもって現役を引退する本田優騎手(48、栗東・フリー)は、土曜3鞍、日曜6鞍の計9鞍に騎乗し、2勝を挙げて現役生活に幕を下ろした。

 土曜日のアーリントンCでは1番人気ローレルゲレイロに騎乗し、トーセンキャプテンとの叩き合いにクビ差敗れて重賞勝ちを逃したが、日曜3R・3歳未勝利では、4番人気ヒカリシャトルで逃げ切り、10R・なにわSではトシザヘネシーで好位追走から追い比べを制し1番人気に応えた。最後のレースとなった阪急杯では7番人気ニシノデューで果敢にハナを切り見せ場を作った。最終レース終了後、引退式が行われファンへメッセージを送った。

本田優騎手のコメント】
 今日で騎手を引退するという実感はまだありません。調教師の皆さんがわざわざ使ってくれたという馬もいたので、今日の2勝につながったのだと思います。特に今日は、ずっとお世話になってきた西浦調教師の馬で勝てたのがうれしかったです。

 最後の騎乗となった阪急杯(ニシノデュー)では、直線で少し夢を見させてくれましたけど、勝たせてはくれませんでしたね。

 カワカミプリンセスは、間違いなく自分が乗った馬の中で一番強い馬です。今後、誰が乗ることになるか分からないけれど、良い成績を残してほしいと思います。

 その他にも、色々な馬に乗せてもらい、たくさん勝たせてもらいましたので未練はありません。今後は、調教師として、たくさんのファンが競馬場に来て、応援してもらえるような強い馬を作りたいと思います。今後も応援よろしくお願いします。長い間ありがとうございました。

 本田優騎手は59年1月4日、東京都生まれの48歳。80年にデビューし、同年の最優秀新人賞を受賞。JRA・GIはカワカミプリンセスで制した06年オークス、06年秋華賞テイエムオーシャンで制した01年桜花賞、01年秋華賞、00年阪神3歳牝馬S、ゴールドシチーで制した86年阪神3歳Sの6勝。JRA通算7997戦757勝(重賞27勝)、地方通算112戦20勝。15日にJRA調教師試験に合格しており、今後は調教師になる。最終週の成績は以下の通り。


◆阪神・24日(土)
9R・千里山特別
 6着 スリースピニング(セン6、栗東・西浦勝一厩舎)
11R・アーリントンC
 2着 ローレルゲレイロ(牡3、栗東・昆貢厩舎)
12R・4歳上1000万下
 14着 クリノゴールド(牡4、栗東・田所秀孝厩舎)

◆阪神・25日(日)
1R・3歳未勝利
 9着 リバーストーン(牝3、栗東・田所秀孝厩舎)
3R・3歳未勝利
 1着 ヒカリシャトル(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)
5R・3歳新馬
 2着 ジュウクンサンダー(牡3、栗東、昆貢厩舎)
7R・4歳上500万下
 5着 フィールドミューズ(牝4、栗東・橋本寿正厩舎)
10R・なにわS
 1着 トシザヘネシー(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)
11R・阪急杯
 6着 ニシノデュー(牡6、栗東・河内洋厩舎)

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