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【CBC賞】栗東レポート アウィルアウェイ

ラジオNIKKEI
  • 2021年06月30日(水) 17時56分
7月4日(日)に小倉競馬場で行われるCBC賞(GIII)に出走予定のアウィルアウェイ(牝5、栗東・高野友和厩舎)について、追い切り後の高野友和調教師のコメントは以下の通り。

「(高松宮記念を)振り返ってみると当時の調教でも動けていない感じがあって、結果も良くなく、年齢を重ねてズブくなってきていたのではないかと思います。あの時としてはベストを尽くしての出走でしたが、レース展開とか馬場が重いということ以前に、馬の状態が伴っていない感じはしました。

今はリフレッシュして毛ヅヤもいいですし、肌の触感もいいですね。前走は触ってみるとくすんだ感じがしました。当時は季節的なものかな、と思ったのですが、今考えると内面も含めて本物ではなかったと思います。今は馬体の張りもあり、調教の動きも以前の動きになってきて、内容も溜めが利くようになっています。

中間は体調が良かったようで、牧場でもこれまでにないくらい馬体重が大きくなりました。さすがに大きいかと思い、トレセンにいつもより早く戻しましたが、管理していての体調の良さ、動きをみると、体重も気にしなくても良いと決意しました。

無理に運動量を大きくして絞り込むことはせず、ナチュラルな感じでバリバリの体調でいけるのではないかなと思います。(体重増が)問題ないかどうかは結果が物語ることなのですが、体調の良さで馬自らが選んで実にしてきたことなので気にしません。高松宮記念からは20キロくらい増えるかもしれませんが納得しています。

時計だけ出そうとすればもっと時計が速くなる馬ですがそれはせず、前半は控え気味にするのがこの馬の良い追い切りになるスタイルです。(今日の追い切りは)弾丸のように行きたがるのですが、それでいて溜めが利いてバンと反応できました。良い追い切りでした。

これまでの成績も見てると、夏に成績が出ている馬ですし、2歳時に新馬戦とオープンを勝った頃は暑さに弱い体質でしたが、それも克服してくれました。冬場の状況と今を比べると、夏が良い感じがしますね。

一般論としてちょっと難しいレースになるのではないか、という推理は成り立つと思いますが、この馬自体は中京と小倉を比べると、小倉の方が走れると思います。中京は4コーナーから直線に向かう時に縦長になって、すぐ坂を登ることになり、先行馬が体力のある状況で坂を迎えるのですが、小倉は4コーナーで差が詰まることの多いコースですからね。

(ハンデは)これまでもちょっと重いのではないかと思っていましたが、これはもう下がらないと思って、想定の範囲内です。

馬券を買われる方には最近の成績とか、トップハンデ換算ということで買いづらいと思いますが、そこは馬の体調の良さを加味した上で馬券を買うかどうか検討していただければと思いますし、今まで関わってくれた関係者のためにも、馬自身の評価を上げるためにも成績を出したいと意気込んでいます。応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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