11日に小倉競馬場で行われる
プロキオンS(3歳上・GIII・ダート1700m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い小倉ダート1700mにて施行されるため、2020年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
ヘニーヒューズ産駒は[4-3-4-33]。同産駒の成績を馬場状態で比較してみると、良[0-1-1-10]、稍重[2-2-1-7]、重[2-0-1-10]、不良[0-0-1-6]となり、適度に湿り気を帯びた稍重や重のときに好走しやすい傾向が見受けられる。同産駒には上位人気と目される
ワイドファラオほか、
スマートセラヴィーが該当。
ネオユニヴァース産駒は[2-1-0-8]。3着以内に好走した延べ3頭のうち2頭が
クリノフウジンによる成績となり、同馬は20年
門司S(3勝クラス)で7人気1着、21年
門司S(オープン)で11人気2着、どちらも人気薄ながらクラスの違う同名レースで好走していた。同産駒からは9歳の古豪
ウェスタールンドが出走を予定している。
ロードカナロア産駒は[2-3-2-29]。同産駒はクラスで成績に差異があり、未勝利[0-0-2-20]、1勝クラス[0-1-0-7]、2勝クラス[2-2-0-2]、と連対した5頭のうち4頭が2勝クラスでのものだった(3勝クラス以上には出走例なし)。同産駒からは
ダノンスプレンダー、
ペプチドバンブー、
メイショウウズマサの3頭が特別登録。
マジェスティックウォリアー産駒は[3-2-4-29]。同産駒は1・2人気[3-0-2-2]、3〜9人気[0-2-1-15]、10人気以下[0-0-1-12]と好走馬の大半が上位人気馬となるため、人気自体を指標としやすいところがある。同産駒には上位人気を担いそうな
サンライズホープが該当するので、当日の人気にも注目してみたい。