7月11日(日)に福島競馬場で行われる
七夕賞(GIII)に出走予定の
ロザムール(牝5、美浦・上原厩舎)について、追い切り後の
上原博之調教師のコメントは以下の通り。
「前走の
福島牝馬ステークスは、それまでの重賞戦線の疲れと、福島競馬場でのレースを予定していましたが急遽新潟にコースが変更となって、その時点で厳しいレースになるのかなと思っていましたが、やはり予想通りの結果になりました。
前走については、あまり深く考えずに次に向かえば良いかなと思っています。やはり先行する馬で、ある程度のスピードで行くので、長い新潟の直線は厳しかったと思います。
前走後は疲労もありましたので、放牧でリフレッシュしてもらって、この
七夕賞を目標に、疲労も取れて良い状態で戻ってきてくれました。
今朝の最終追い切りは、先週もビシッとやっているので、今週は負荷を掛けるために、ウッドチップコースの大外を回って、終いもしっかりと12秒台の脚で上がってきていますので、予定通りの調教ができたと思っています。調教後の雰囲気も、前走の時より元気で、良い頃の状態に戻ってきているかなという感じです。
福島のコース適性については、やっぱり直線が短いという事で、上手く自分のペースで先行できれば、押し切れるチャンスがあるコースかなと思っています。
展開的には同型馬、また男馬相手のレースになるので、そのあたりの展開は鍵になってくると思います。53キロのハンデについては、ハンデは軽い方が良いので、上手くハンデ差を活かしてレースをしてくれれば良いなと思います。
2000メートルの距離は問題ないと思いますので、あとはいかに自分のペースで、気持ち良くレースを運んでいけるかが鍵になると思います。
この馬のセールスポイントは、自分のペースで先行できれば、後ろから馬が来ると、また、もうひと伸びするという牝馬としては非常に勝ち気な性格なので、それが上手くレースに活きてくれれば、良い結果に繋がるのではないかなと思っています。
重賞を惜しいところで取れていない馬なので、この馬自体、重賞を取ってもおかしくない能力はありますので、ここで重賞を取れれば良いなと思っています」
(取材:木和田篤)
ラジオNIKKEI