今夜8日のメイン(最終)12R「日本最北のはぼろバラ園特別/B4〜C1-1組・1200m外回り」で、またもや素質高き2頭の5歳牡馬が直接対決に臨みます。6月9日、今回と全く同条件のB4下特別「
ミスターメロディ賞」でも矛を交えた元
JRAの5歳牡馬2頭、
デュアルキャリアーと
ヤマニンモンスーンです。
その
ミスターメロディ賞では、内の2番枠を得て発馬から迷いなくハナに行った1番人気
ヤマニンモンスーンを、再び鞍上に戻った
石川倭騎手の好判断で序盤から積極的に追いかけ、終始その外側にはり付く徹底マークを敢行。
ヤマニンモンスーンも先頭を譲らず徹底抗戦したことで序盤からB4下辺りではあまり見られないハイペースになると、直線に入ってほどなく
ヤマニンモンスーンは耐え切れなくなり後方までズルズルと下がってしまいました。
ヤマニンモンスーンが斤量57キロを背負って内枠、一方の
デュアルキャリアーは56キロで外枠だったこともあり、鞍上の
石川倭騎手から当面のラ
イバルに外から終始プレッシャーをかけ続ける戦法を採り、まさにその作戦がズバッと嵌まったように映る一戦でした。
それ以来の対決となる今回ですが、枠順はじめ様々な要素が変化することでレースの内容も大きく変わる可能性があるのが競馬のおもしろいところ。今回は枠の内外が逆になって、
デュアルキャリアーが2番枠で
ヤマニンモンスーンは大外7番枠からの発馬です。しかも負担重量は同斤となり共に57キロ。この並びでも敢えて
ヤマニンモンスーンが素早くハナに行けば、内の
デュアルキャリアーが先に行かせて直後に外に切り換える、というシーンも思い浮かぶわけですが、ここはさらに、1番枠に何としても行きたい
イキザマが入ったことで、
ヤマニンモンスーン&
デュアルキャリアーの2頭は「発馬ミス」さえなければ2、3番手で牽制し合うような隊列となる可能性も十分にありそうです。
もちろん、他に上位進出をうかがう伏兵陣も要警戒で、7頭立ての少頭数ながら色々と「展開の読み」を楽しめそうな一戦。考えた通りの流れとなり、迷いながらも導き出した仮説が「的中」という形で報われたとすれば、「競馬って楽しい!」という思いも強まることでしょう。発走=20時35分ですので、それまでじっくり勝ち馬検討していただき、ぜひ「的中」を掴み取っていただければと思います!
(文:ひだか応援隊)
提供:デイリースポーツ