17日に函館競馬場で行われる
函館2歳S(2歳・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ダイワメジャー。2回で
キンシャサノキセキ、
マツリダゴッホが続く。表のとおり好走種牡馬は幅広く、新種牡馬の産駒も活躍しやすい傾向にある。
キンシャサノキセキ産駒は[1-1-0-5]。16年2着
モンドキャンノ、17年1着
カシアス、好走した2頭はどちらも1人気に支持されていた牡馬。一方で、19年には牝馬の
レッドヴェイパーが1人気ながら5着に敗れている。今年は牝馬の
カイカノキセキが上位人気と目されるため、改めて真価を問われることになりそうだ。
カレンブラックヒル産駒は[0-0-1-2]。
JRA所属馬は昨年が初出走となり、
リメスが8人気6着、
ラヴケリーが3人気3着と2頭とも人気以上の着順で入線していた。
カレンブラックヒルの
父ダイワメジャーは勝ち馬を出せていないものの、最多となる好走数を記録しているだけに、今後の動向に注目していきたい種牡馬と言えるだろう。今年は
イチローイチローが該当する。
初出走となる
シルバーステート産駒は
ベルウッドブラボー、
メリトクラシー、
リトスの3頭が出走予定。現在、
シルバーステートは2歳リーディングサイアーとして座しており、
ディープインパクトの後継種牡馬としての期待も高まりつつある。なお、
ディープインパクト系は[2-0-0-3]という成績を残しており、15年
ブランボヌール(
父ディープインパクト)、19年
ビアンフェ(父
キズナ)が姉弟制覇を果たしていた。