スマートフォン版へ

【アイビスSD】オールアットワンス新“千直女王” 2019年の覇者撃破で金メダル!

デイリースポーツ
  • 2021年07月26日(月) 12時05分
 「アイビスSD・G3」(25日、新潟)

 夏の新潟開幕を飾る名物重賞は、1番人気の3歳牝馬オールアットワンスが好位から抜け出し、キャリア6戦目にして重賞初制覇を決めた。騎乗した石川は今年の小倉大賞典テリトーリアル)以来、管理する中舘師は17年ファルコンS(コウソクストレート)以来のタイトルとなった。2019年の覇者ライオンボスは、昨年に続いて2着惜敗。14番人気のバカラクイーンが、定石破りの内ラチ沿い粘走で3着に入った。

 昨年のジョーカナチャンに続き、今年も牝馬が主役になった。新潟初参戦の3歳馬オールアットワンスが、軽量51キロも生かし、越後名物の千直重賞をゲットした。

 前の2頭を見ながら序盤は絶好のポジション。徐々にバラけだした残り300メートル過ぎ、ライオンボスが外ラチ沿いから抜け出すと、すかさずその内からスパート。最内で粘るバカラクイーンをパスし、2019年覇者を難なくかわして決着をつけた。

 初めて手綱を取った石川は「スピードがあるのは(競馬を)見ていて分かっていたし、51キロで枠順も良かったですからね。彼女のスピードを信じて走らせました」と気合の騎乗を振り返る。「オリンピックは無観客ですが、競馬はお客さんの前で走れて、彼女が力を発揮して勝ち切ってくれました。素晴らしい金メダルです!」とパートナーをたたえた。

 騎手時代、“千直名人”として鳴らした中舘師も「完璧でしたね」と満足そう。「ライオンボスが強いのは分かっていたし、その後ろに入らず進路を確保して乗ってほしいと伝えた。うまく乗ってくれたし、馬の状態も本当に良かった」と熱戦を回顧した。

 若き韋駄天娘は、この日のうちにノーザンファーム天栄(福島県)へ移動。早めの夏休みに入る。まだキャリアは6戦。秋の飛躍を夢見て、しばし英気を養う。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す