「
小倉記念・G3」(15日、小倉)
ショウナンバルディが初の重賞制覇を狙う。2走前の
鳴尾記念、前走の
七夕賞はいずれも9番人気の低評価に反発して2、3着に好走。今度こそ惜敗続きにピリオドを打つ。
3走前の
都大路Sで小差の3着に入り復調のきっかけをつかんだ。特に前走の
七夕賞は苦手の稍重の馬場でも、ゴール前でしぶとく伸びて勝ち馬から0秒2差の3着を確保。前残りの展開を追い上げた内容は、本格化を証明するものだった。
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鳴尾記念では遅いペースでも折り合えたし、
七夕賞は雨も克服してくれた。疲れもないし、出来は変わらず順調そのもの。馬格があるわけじゃないけど、とにかくタフですね」と松下師。一戦ごとに課題をクリアする成長力に目を細める。
4日の1週前追い切りでは、栗東坂路で4F51秒4-12秒4の自己ベストをマーク。「51秒台で走ったイメージはない」とトレーナーが驚いたように、コンスタントにレースに出走しながら確かな上昇カーブを描いてきている。現在、サマー2000シリーズでのポイントランキングは5位だが、
小倉記念を勝ちシリーズ王者が視野に入れば、中2週で
新潟記念に参戦するプランもあるという。さらに大きな目標に突き進むために、まずは目前のレースに全力で臨む。
提供:デイリースポーツ