「
関屋記念・G3」(15日、新潟)
NHKマイルC2着の
ソングラインが実りの秋を見つめながら、真夏の越後で古馬にチャレンジする。
「ジョッキー(池添)が素晴らしい騎乗をしてくれましたし、改めて責任の重大さを感じたレースでした」と林師。残り200メートル過ぎで先頭に立ちながら、ゴール寸前で
シュネルマイスターに鼻差かわされたNHKマイルC。不利を受けて15着に終わった
桜花賞が本当の姿ではなかったことを証明するには十分だった。
中間は福島県のノーザンファーム天栄で激闘の疲れを癒やした。「しっかりと立て直してもらい、帰厩後も順調にきています。馬体のメリハリ、身のこなし、気持ちのオンとオフの切り替え。そのあたりが大人になった感じがしますね」とトレーナーは胸を張った。
7月中旬から時計を出し始め、美浦Wと坂路を併用して乗り込み量は豊富。4日の1週前追い切りを含めて、3週連続で併せ馬を消化しており重賞初制覇へ万全の状態が整いつつある。指揮官も「また一段と心身ともに成長した感じがします」と笑顔で順調さをアピールした。
同厩舎でNHKマイルCに出走した
アナザーリリック(7着)が、7月31日の佐渡Sで古馬を相手に2馬身半差の完勝。こちらも負けてはいられない。主戦の池添は「51キロだけど、乗りに行くだけの馬」とキッパリ。林師も「歴戦の古馬が相手。挑戦者の立場で頑張りたいと思います」と控えめながらも、言葉のトーンは力強い。G1・2着の底力を見せつける。
提供:デイリースポーツ