15日に小倉競馬場で行われる
小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ハーツクライ、
ステイゴールド、
ハービンジャーが続く。
ディープインパクト産駒は[2-4-2-18]。好走馬の内訳をみると、1〜5人気[1-1-0-13]、6人気以下[1-3-2-5]となり、上位人気馬が過信できない一方で、6人気以下は半数以上が3着以内に好走している。なお、昨年も1人気の
ランブリングアレーが6着、2人気の
サトノルークスが11着、対して6人気の
サトノガーネットは2着となっていた。今年は
スーパーフェザー、
ファルコニアの2頭が特別登録。
ロードカナロア産駒は[1-0-0-0]。産駒初出走となった昨年は格上挑戦となった
アールスターが10人気で勝利。なお、父系を
キングカメハメハ系として捉えれば、一昨年の
メールドグラース(父
ルーラーシップ)に続く勝利となった。今年は連覇を目論む
アールスターが2年連続での参戦となる。
初出走となる
ジャスタウェイ産駒は
ヴェロックスが上位人気と目される。下級条件を含めたコース成績は[2-3-3-33]となり、牡馬[2-3-3-16]、牝馬[0-0-0-17]と性差も見受けられる。なお、父系祖
父ハーツクライの産駒は13年
メイショウナルトがレコード勝ちした実績を持つ。
ハービンジャー産駒は[0-3-0-6]。15年2着、16年2着と
ベルーフがリピート好走するほか、17年
サンマルティンは勝ち馬からハナ差2着の惜敗。勝ち馬こそ出せていないものの、2頭以上好走馬を出した数少ない種牡馬として注意が必要だ。今年は
ハッピーアワーが特別登録。