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日曜新潟芝外千八デビュー ヨーホーレイクの半弟ダンテスヴューはキンカメ産駒でもディープそっくり!福永「初戦からやれる」/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2021年08月11日(水) 18時01分
 2016年マカヒキ、18年ワグネリアンのダービー馬2頭を筆頭に、毎年のようにクラシック戦線をにぎわす栗東の名門・友道厩舎は、現3歳世代も3頭がクラシックに出走。残念ながら春の時点では19年菊花賞を制したワールドプレミア以来のクラシックホース誕生とはならなかったが、その陣容のクオリティーの高さは相変わらず。まさに名門の面目躍如といったところか。

 現2歳世代はすでに3頭がデビュー。そのうちの1頭フィデル(牡=父ハーツクライ母ラッキートゥビーミー)は7月4日の小倉芝1800メートル新馬戦を勝ち上がり、来春のクラシックに向けて順調な滑り出しを見せた。そんな名門が送り出す素質馬たちの中でも、個人的に特に注目しているのが、今春の皐月賞、ダービーに出走したヨーホーレイクの半弟にあたるダンテスヴュー(父キングカメハメハ母クロウキャニオン)。日曜(15日)新潟芝外1800メートルでいよいよ待望のデビュー戦を迎える。

 クロウキャニオン産駒はこれまで12頭がデビュー。重賞勝ち馬2頭(ボレアスカミノタサハラ)を含め、そのすべてが勝ち上がっている。そして実に11年連続でディープインパクトとの配合が続いた中で、このダンテスヴューの父はキングカメハメハ。これは初子のキラウエア(現役時5勝)以来となる配合なのだが…。前出のヨーホーレイクよりも、このダンテスヴューのほうが“ディープっぽい”という声が出ているのが何とも面白いではないか。友道調教師も「コンパクトな体だけでなく、走りそのものも軽くて、こっちのほうがディープ産駒みたいだね」と口にしているくらいだ。

 ここまで順調に乗り込みを重ね、ピッチも上がってきた。5日には福永を背に同厩の2歳馬2頭とのウッド3頭併せを敢行。切れ味十分の走りで最先着を果たし、素質の一端を見せつけた。これがファーストコンタクトとなった福永が「まだ幼いところはあるけど、いいバネをしている。2000メートル以上の差し馬といった感じかな。初戦からやれるだけの準備も整っているね」と好感触を伝えれば、大江助手も「いい動きでしたし、素質の高さを感じますね。背中の使い方から芝に行って良さそうなので、この条件も合いそう。追うごとに前向きさが出て、走れる態勢にあります」と手応え十分だ。

 繁殖牝馬として確実に実績を積み上げてきたクロウキャニオンだが、実はまだGI馬は出していない。このダンテスヴューが最初のGI馬となるのか、まずはその初戦の走りに注目だ。

(鈴木邦宏)

東京スポーツ

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