「
関屋記念・G3」(15日、新潟)
目下2連勝中の
グランデマーレは11日、栗東坂路で上々の動き。虎視たんたんと重賞初制覇をもくろんでいる。
自己ベストを計時して体調の良さを誇示した。ハロー明けの栗東坂路に登場した
グランデマーレ。前方の
ギブミーラブ(3歳1勝クラス)を目標にグングン加速すると、最後は2馬身置き去りにした。全体時計の4F51秒0も優秀だが、ラスト2Fは11秒8-12秒0と切れた。動きを見守った藤岡師も「先週が結構動いたので、上がり重点。動きが良かった」と満足げにした。
新馬戦を快勝し、続く
葉牡丹賞をレコード勝ち。クラシック戦線に名乗りを上げたが、骨折により無念の戦線離脱となった。約10カ月の休養を余儀なくされただけに、復帰後の2戦こそ精彩を欠いたが、さすがは期待馬。そこから2連勝を飾り、重賞の舞台に戻ってきた。トレーナーは「前向き過ぎる面があったけど、距離を短くしてかみ合うようになった。体も増えて成長したね」と感心する。
少し回り道はしたが、重賞初Vが懸かる重要な一戦。「中京と東京で負けているけど体調もひと息だった。左回りは関係ないから。相手もそろったし、ここを勝てるようなら…」。3連勝で秋の大舞台に弾みをつける。
提供:デイリースポーツ