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【関屋記念予想】驚くほどシンプルな方法で絞れるアタマ 過去10年すべてに当てはまる法則/JRA重賞レース展望

  • 2021年08月14日(土) 13時25分
 真夏のマイル決戦、関屋記念。新潟競馬場外回りの直線は約659m。向正面の直線距離も550mほどあり、都合1200m、75%以上が直線で構成されるコース。そのせいか毎年のように速い時計での決着が続いており、それに対応できる頑強さが求められるレースとなっています。

 “頑強なスピード”と言えばGI・安田記念にも通ずるものがあり、同年の安田記念を使われた馬の好走が目立つレースとも言えるでしょう。このパターンの勝ち馬を挙げるだけでも、2012年ドナウブルー、2014年のクラレント、2015年のレッドアリオンなどざっと7頭。コース改修の2001年以降、延べ出走頭数29頭で[7-2-3-17]、勝率24%、単勝回収率287%の好成績となっているのです。

 しかしもっと単純に、安田記念に出走した馬が良いのではなく、安田記念に出走できるぐらいの実績を持つ馬が良いと考えた場合どうでしょう。関屋記念の勝ち馬を、該当年の関屋記念以前に1600m以上の重賞(JRA開催、以下省略)を勝っていた馬と、1600m以上の重賞勝ちがなかった馬で分けてみました。

 すると2011年レインボーペガサスから昨年のサトノアーサーまで、100%重賞勝ち経験ありとなったことをはじめ、2001年以降、1600m以上重賞勝ち馬は延べ107戦17勝、勝率16%の単勝回収率147%。それに対して1600m以上重賞未勝利馬は延べ209戦3勝、勝率1%の単勝回収率35%。これほどの差が見えているなら、今年もこの重賞勝ち経験組を重視していくべきではないかと思います。

 ちなみに今年の関屋記念・特別登録馬で、1600m以上の重賞勝ち鞍を持つ馬はアンドラステカラテサトノアーサーパクスアメリカーナマイスタイルの5頭だけ。NHKマイルカップ2着のソングラインは重賞勝ちなくここから漏れてしまいました。

 ウマい馬券では、ここからさらに踏み込んで関屋記念を解析します。印ではなく『着眼点の提案』と『面倒な集計の代行』を職責と掲げる、岡村信将の最終結論にぜひご注目ください。
(文/岡村信将)

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