スマートフォン版へ

【関屋記念】ロータスランド 3戦目でつかんだ重賞初V 夏マイル王へ大きく前進

デイリースポーツ
  • 2021年08月16日(月) 06時30分
 「関屋記念・G3」(15日、新潟)

 鮮やかに抜け出した4番人気のロータスランドが、3度目の挑戦で初タイトルをゲット。サマーマイルシリーズ制覇へ大きく前進した。管理する辻野泰之調教師(39)=栗東=は、のべ9頭目の挑戦でJRA重賞初制覇。田辺は20年9月の紫苑S以来、21年初の重賞Vで9年連続のJRA重賞勝利となった。2着に6番人気のカラテが入り、圧倒的な1番人気に支持されたソングラインは3着に敗れた。

 内ラチ沿いから実力馬たちを完封。4歳牝馬ロータスランドが、まばゆい輝きを放った。初コンビを組んだ田辺も見事なエスコート。抜群のスタートを切ったが、外からマイスタイルがハナを主張するとスッと控えて2番手で脚を温存。直線に入るとあいたインに潜り込み、残り200メートル手前で逃げ馬をかわして先頭に立つ。あとは右ステッキで鼓舞しながらゴールまで導いた。

 「1頭になるとフワフワすると聞いていたので気は抜けなかったけど、十分に余力があったし頑張ってくれないかなと思っていた」と鞍上。意外にもこれが今年初の重賞タイトル。「この馬にお礼を言いたいね。まだ全力で走り切っていないところがあるので、もっと相手が強くなっても頑張ってくれると思う」と笑顔を見せた。

 3月に開業した辻野師も待望の重賞初制覇。2月に勇退した角居師のもとで調教助手として薫陶を受けた。その師匠からバトンを受け継いだ素質馬は、爪の不安で出世が遅れていたが、3月から3連勝を決めて才能がようやく開花。前走の中京記念5着をステップに、見事重賞ウイナーへと育て上げた。

 「理想的な競馬でしたね。(師匠に)いい報告ができます」と喜びがあふれる。これでサマーマイルシリーズの単独首位に立ったが、「それは意識していなかった。何とかこの子に勲章を、と思っていましたから」と語った。これでいったん夏休み。さらに成長した姿で秋の大舞台に臨む。

提供:デイリースポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す