「
札幌記念・G2」(22日、札幌)
ラヴズオンリーユーが18日、函館Wを力強く駆け抜けた。豪雨で水をたっぷり含んだウッドチップを蹴り上げながらスムーズに加速すると、最後までしなやかな動きでフィニッシュした。騎乗した岡助手は「先週までしっかりやってもらっていますから、しまいを若干伸ばすくらい。馬の気分に任せました。思ったより手応えは良く、順調ですね」と好感触だ。
函館に入厩当初は仕上がり過ぎている嫌いもあったが、乗り込みつつも体つきに厚みが伴ってきた。「いいフォルムになってきています。この馬に関しては、とにかく悪くなければいい。悪いことさえなければです」。ポテンシャルには絶対的な信頼を置いている。
クイーンエリザベス2世Cを制し、香港からの帰国初戦。同時にBCフィリー&メアターフ・G1(11月6日・米
デルマー)への壮行戦となる見込みだ。同助手は「負けられない、くらいの気持ちでいます。仕上がりとしては十分。海外に行く前の一戦ですから」と気合十分。ぶざまな競馬はできない。
提供:デイリースポーツ