木村哲也調教師(48)=美浦=が、元厩舎所属の
大塚海渡騎手(20)=美浦・フリー=に暴行を加えたとして略式起訴され、罰金刑(10万円)が確定した件で、JRAは18日、第2回裁定委員会を経て、同師による馬の調教を10月31日まで停止すると発表した。
4日に開かれた第1回裁定委員会において予定される処分を定め、行政手続法により木村師に対して弁明の機会を与えたが、指定期日までに弁明書の提出はなかったという。
審判担当の福田正二JRA理事は「当該調教師に対して必要な処分を決定するとともに、改めて全調教師に対して再発防止に向けた注意、指導を徹底いたしました。今後、より一層、競馬サークル全体で暴力・パワハラ事案の根絶に取り組んでいく所存です」とコメントした。
なお、同騎手が暴言、暴行によるパワハラで精神的苦痛を被ったとして損害賠償を求めた民事訴訟は現在も係争中。
提供:デイリースポーツ