「
北九州記念・G3」(22日、小倉)
勢いは健在だ。今回と同舞台だった前走の
マレーシアCを快勝し、オープン入りした
ボンボヤージは19日、川須(レースは岩田望)を背に栗東DPで最終追い切り。馬なりで4F58秒4と、ごく軽めな内容だったが、軽快な脚取りでラスト1Fを11秒9で締めくくった。
「先週までで馬はできているので、オーバーワークにならないように。前走後は短期放牧に出しましたが、リフレッシュしていますね」と、梅田師は気配の良さに目を細める。8戦ぶりにコンビを組む岩田望は1週前追いに騎乗し、「すごく良くなっていました」と成長ぶりを絶賛。「前走も強かったし、軽いハンデを生かせれば」。久々となる重賞挑戦にも色気は十分だ。
全兄の
ファンタジストは小倉2歳S覇者。自身も小倉コースとの相性が良く、〈2100〉と崩れたことがない。「小回り平たんの1200メートルがいいのだろうね。時間はかかったけど、もともと期待していた馬だから」と指揮官。初タイトル奪取へ力を込めた。
提供:デイリースポーツ