29日に札幌競馬場で行われる
キーンランドカップ(3歳上・GIII・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年で最多となる3回の馬券絡みが
ダイワメジャーと
ディープインパクト。2回が
ロードカナロア、
クロフネ、
スウェプトオーヴァーボード、
ファルブラヴとなっている。
上位人気と目される
メイケイエールは初出走となる
ミッキーアイル産駒。なお、下級条件を含めたコース成績は[0-0-1-11]となる。まだ当該コースでは連対例こそないものの、未勝利戦ながら
リツィタルが14人気で大駆けしており、複勝回収率は182%とプラス収支を記録。先週の
札幌記念を勝った
ソダシが近親にいる血統背景からも
メイケイエールは注目の存在だろう。
ロードカナロア産駒は[1-1-0-4]。2度の好走例はいずれも
ダノンスマッシュ(18年2着、19年1着)によるもので、昨年は58kgの斤量も応えたのか1人気の支持を集めた
ダイアトニックが15着と大敗。なお、今年は当該コースで代替開催された
函館スプリントSにて
カレンモエが1人気2着となっていた。同産駒からは
ダイアトニック、
レイハリア、
ロードアクア、
メイショウチタン(除外対象)の4頭が特別登録している。
ディープインパクト産駒は[1-1-1-4]。14年2着
レッドオーヴァル、16年1着
ブランボヌール、20年3着
ディメンシオンという内訳で、昨年は
ディメンシオンが9人気ながら3着と健闘していた。なお、
ディープインパクトの全弟
オンファイアも種牡馬として15年
ウキヨノカゼ(8人気1着)を出している。今年は
カツジが出走予定。
また、
ディープインパクトの後継種牡馬として前記
ミッキーアイルほか、今年は
ディープブリランテの産駒が初出走となり、上位人気を担う
ミッキーブリランテの動向が注視される。なお、
ディープブリランテ産駒の当該コース成績は[3-1-4-32]。