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【キーンランドC】ロードアクア 団野導く挽回の道 前走敗因は明確、初タイトル狙う

デイリースポーツ
  • 2021年08月27日(金) 07時00分
 「キーンランドC・G3」(29日、札幌)

 ロードアクアが巻き返しを狙う。2番人気の前走は11着と大敗したが、勝ち馬とはわずか0秒3差と悲観する内容ではなかった。3戦連続でコンビを組むのは、2021年初制覇を含む重賞2勝を挙げ、ブレーク中の団野大成騎手(21)=栗東・斉藤崇。札幌開催終了後に英国への武者修行を控える若武者と北の大地で重賞初Vを狙う。

 上積みは十分だ。前日の水曜に追い切りを終えたロードアクアは26日、団野を背に札幌競馬場の角馬場で調整。丹念に体をほぐし、体調を整えた。「1回競馬を使ったことで、水曜日(の調教)も体内時計より速かったですし、それだけ具合がいいんだと思いますね」と手応えをつかんでいた。

 オープン連勝を狙った前走のUHB賞は11着。「ゲートでゴソゴソとしてうまく出せませんでしたね。ポジションは取れたんですが、過程が良くなかったです」と振り返るように、敗因は明確だ。

 担当の加藤厩務員も「前走はスタートで遅れて先行して厳しい展開だった。それでも1着とはコンマ3秒差だから」と悲観していない。過去5年で同レースの惨敗組から17年エポワス、20年エイティーンガールが制しており、「しっかりと動けていて具合はいい。2走前のようにポンと出てスムーズに流れに乗れれば。前哨戦では結果を出せなかったけど、本番で巻き返したい」と自然と力が入る。

 鞍上は札幌開催終了後にイギリスへ武者修行に出る。自厩舎で凱旋門賞に挑戦するクロノジェネシスのサポートで、フランスにも滞在予定だ。「生まれて初めての海外。行ってみないと分からないですが、楽しみですね」と目を輝かせていた。

 21年重賞で初制覇を含め2勝を挙げ、さらなる飛躍を目指す21歳の若武者を背に、初タイトルを獲る下地はできている。

提供:デイリースポーツ

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