11日、阪神競馬場で行われた
フィリーズレビュー(3歳牝、GII・芝1400m)は、
武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝1.1倍)
アストンマーチャン(牝3、栗東・石坂正厩舎)が、好スタートから3、4番手に控え、残り200mあたりで抜け出し、10番人気
アマノチェリーランに2.1/2馬身差をつけ完勝した。勝ちタイムは1分21秒8(良)。さらに1.1/4馬身差の3着に5番人気
ハギノルチェーレが入った。
勝った
アストンマーチャンは、
父アドマイヤコジーン、母は
JRA3勝の
ラスリングカプス(
その父Woodman)という血統。叔父に昨年の
ユニコーンS(GIII)3着の
フィールドオアシス(牡4、美浦・池上昌弘厩舎)がいる。
昨年7月のデビュー戦は2着に惜敗し、2戦目(小倉・芝1200m)で初勝利。続く
小倉2歳S(GIII)で重賞初制覇し、
ファンタジーS(GIII)では2着に5馬身差をつける圧勝で重賞連勝を果たす。単勝1.6倍の1番人気に推された前走の
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)は
ウオッカのクビ差2着に惜敗し、今回はそれ以来約3か月ぶりのレースだった。通算成績6戦4勝(重賞3勝)。
鞍上の
武豊騎手は、4日の
弥生賞(GII、
アドマイヤオーラ)に続く2週連続今年4勝目の
JRA重賞勝ちで、通算240勝目。管理する石坂正調教師は、昨年の
ジャパンCダート(GI、
アロンダイト)以来の
JRA重賞13勝目となった。