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【新潟記念予想】力で苦戦データをねじ伏せる AIの本命候補はハンデ増の1頭/JRA重賞レース展望

  • 2021年08月31日(火) 17時09分
 新潟・小倉・札幌で行われてきた夏競馬もいよいよ最終週となりました。今週の重賞は、土曜日に札幌で札幌2歳S(GIII・芝1800m)、そして日曜日に小倉で小倉2歳S(GIII・芝1200m)、新潟では新潟記念(GIII・芝2000m)が行われます。

 今週はこの3重賞のうち、混戦が予想されるGIII新潟記念をピックアップ。オリジナルのビッグデータを活用したAI競馬予想が弾き出した、激走注目馬を紹介します。

 ご存じのように、左回りで直線の長い新潟芝2000mコースというのは、秋シーズンの東京芝コースなどに繋がりやすい大事な一戦。先々週は札幌で同距離のGII札幌記念がありましたが、ここでも秋に向けてトップクラスを狙う馬たちが出走してくる傾向があり、とくに上り調子の馬にとっては絶好の力試しのレースとなります。ハンデ戦で行われる分、難しくはなりますが、配当的にはかなり魅力のある夏のクライマックス戦といっていいでしょう。

 現在、登録メンバーは18頭。前走重賞勝ちの馬に加え夏の上り馬もいるので、おもしろいレースになりそうです。人気上位としては、まず前走エプソムC(GIII・東京芝1800m)1着のザダル(牡5・美浦・大竹厩舎)。3歳時には新馬戦から3連勝、セントライト記念でも3着になっていた能力馬。前走の勝ちでいよいよ本格化とみて良いかどうかの見極めの一戦です。

 さらに前走函館記念(GIII・函館芝2000m)で1着だったトーセンスーリヤ(牡6・美浦・小野厩舎)。前走もハンデ戦で斤量56キロも問題なく勝利。今回はハンデがカギになるかもしれません。さらには前走ダービー12着からの巻き返しを狙うのはラーゴム(牡3・栗東・斉藤崇厩舎)。この馬も今年初めにきさらぎ賞(GIII・中京・芝2000m)を勝っている重賞馬。さらに前走中京記念3着のクラヴェル(牝4・栗東・安田翔厩舎)、前走ヴィクトリアマイル13着からの巻き返しを狙うリアアメリア(牝4・栗東・中内田厩舎)などが出走を予定しています。

【波乱も多い混戦の夏競馬ラストを飾るのは…】

 その中で、まだ枠順や当日の馬場状態予測を反映されていないものとなりますが、netkeibaAIが導き出した激走注目馬は、トーセンスーリヤ(牡6・美浦・小野厩舎)でした。

 同馬は、これまで34戦6勝の[6-7-4-17]。父ローエングリン、母父デュランダルという血統。これまでも、芝1800〜2000m戦を中心に使ってきました。昨年春に3勝クラスの美浦S(中山・芝1800m)、新潟大賞典(新潟・芝2000m)を連勝。今年に入ってから、前走まで馬券内はありませんでしたが、7月の函館記念を制し、勢いがあります。

 レース内容としては、レッドジェニアルマイネルファンロンの2頭が600m34.4秒の速いペースで先行。離れた3番手につけ揉まれることなく追走したトーセンスーリヤが、直線入り口で抜け出しての勝利となりました。流れも味方し、最後は2着アイスバブルに3馬身差をつける快勝でした。

 今回は再び新潟に戻っての一戦。同コースで今年は好結果が出ていませんが、4月の福島民報杯は、終始外々のコース取りとなった上に、道悪が原因の敗戦で度外視できます。昨年の新潟大賞典を勝利していることからも、同馬にとっては得意といっていいコースで、十分に可能性はあります。また、ココを勝てばサマー2000シリーズ制覇となるだけに陣営のモチベーションが高いのは間違いないでしょう。

 ただしハンデは1番人気が予想されるザダルと同じ57.5キロ。トップハンデは過去5年で[0-1-0-6]と苦戦しているだけに、土曜の馬場状態や最終追い切りの様子次第では、AIの順位付けも変わってくるでしょう。

 最終結論は、馬場状態、枠順、調教など材料確定後となりますが、それはまた週末に。難しい夏競馬の検討材料のひとつにAIジャッジを加えてみるのはいかがでしょうか。

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