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【新潟記念予想】荒れるハンデ重賞で狙い目は? 天候と条件から浮上した3頭/JRA重賞レース展望

  • 2021年09月04日(土) 12時05分
 過去10年で3連単10万超の高配当が6度出ており、今年も激走馬の台頭に注目が集まります。ここでは過去10年の気候成績と脚質分析を中心に、激走注目馬を抽出していきます。

 過去10年の人気別成績としては、1番人気馬は[2・2・0・6]で連対率が40%。近2年はどちらも10着と凡走が続いている。激走馬は過去10年で17頭。12、13、15年は激走馬3頭での決着になっている。

 今回も注目ポイントを3つに絞って紹介します。1点目は『激走馬17頭中10頭が暖〜暑で2勝以上』している点。18年に6人気2着のメートルダールは2勝、13人気3着のショウナンバッハも2勝。17年に12人気3着したカフジプリンスも2勝していました。

 次に『激走馬17頭中9頭が4コーナーを1〜4番手から馬券圏内に入っている』点。19年に6人気2着のジナンボーは4-4、17年に6人気1着のタツゴウゲキが2-2、12人気3着のカフジプリンスも3-3と先行している馬が好結果になっています。

 そして『激走馬17頭中10頭が芝2000mで3勝以上』している点。たとえば15年に6人気1着のパッションダンスは4勝、9人気2着のマイネルミラノも3勝していました。さらに16年9人気3着のロンギングダンサーも当てはまります。

 以上の3点をふまえた上で激走注目馬として浮上する1頭目が、ラインベック。寒[0-0-0-3]に対し、芝の暑[3-0-0-0]と優秀です。前走江の島S(暑)も逃げて快勝を飾っています。

 次にヤシャマルは、暖[3・2・0・1]と良好で、その内2勝が先行。迎えた前走エプソムCでは9着に敗戦するも、その前2戦は芝2000mで連勝の実績もあります。

 最後にパルティアーモは、暖〜暑で3勝を含む4連対と得意。しかも新潟芝2000mに限れば2戦2勝の堅実ぶりを発揮しています。(文/三宅誠)

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