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【紫苑S 血統データ分析】人気不問で好走続くルーラーシップ産駒に注意

  • 2021年09月09日(木) 12時50分
 11日に中山競馬場で行われる紫苑S(3歳・牝・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、新潟競馬場で代替開催された2014年はデータの集計対象外とした。

 過去10年で最多となる5回の馬券絡みがディープインパクト。次点で3回のルーラーシップが続き、2回がハービンジャーシンボリクリスエスゼンノロブロイとなっている。

 ディープインパクト産駒は[2-2-1-17]。12年パララサルー、16年ビッシュといった勝ち馬ほか、18年2着マウレア、19年3着カレンブーケドールと3着以内に好走した5頭のうち4頭が1人気の支持を集めていた。残る1頭も16年ヴィブロス(3人気2着)となるため、人気の有無で取捨選択をしやすい傾向が見受けられる。同産駒からはエクランドールパープルレディーホウオウラスカーズミスフィガロの4頭が特別登録。

 キズナ産駒は[1-0-0-2]。産駒初出走となった昨年は5人気マルターズディオサが好位から押し切る競馬で後続に1.1/4馬身差をつける快勝。上記、ディープインパクトの後継種牡馬ではあるものの、キズナ産駒は人気薄にも気を配る必要がありそうだ。今年は上位人気と目されるファインルージュほか、ハギノピリナが出走を予定している。

 ルーラーシップ産駒は[1-2-0-6]。19年には2人気パッシングスルー、6人気フェアリーポルカがハナ差で1・2着となるほか、昨年はパラスアテナが10人気2着と大駆けしており、種牡馬としての存在感を大いに示している。同産駒からはホウオウイクセルトウシンモンブランプレミアエンブレムの3頭が特別登録。

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