9月20日(月)に中山競馬場で行われる第75回
セントライト記念(GII)に登録している
グラティアス(牡3、美浦・
加藤征弘厩舎)について、
加藤征弘調教師のコメントは以下の通り。
(前走の
日本ダービー8着を振り返って)
「積極的に好位で運んで、直線も一度は抜け出すような形を取って、力を最後まで出し切れるようなレースぶりをしてくれたと思っています。
レースキャリアが少ない中で3戦目(
皐月賞)からかなり強力なメンバーと戦うことになって、馬自身は非常に大変だったと思いますが、その中でもかなり善戦してくれたと思っています」
(前走後の調整について)
「夏場はノーザンファーム早来へ放牧に出ました。そこから函館競馬場を経由して美浦トレセンに戻ってきました。
函館に来た時はすごく良い休養になって、非常に落ち着きもあって、適度に馬に余裕もあって、良い状態で戻ってきたなと思っていました。
馬体自体はそんなに大きくなったとか、幅が出たとかはそこまでは感じません。春先はキ甲が抜けていなかった部分がしっかり抜けてきて、しっかり成長はしていると思います」
(1週前追い切りを振り返って)
「2週間追い切りを6ハロンからしっかりやって、さらに先週の1週前追い切りは速度を上げて、しかも走る相手を追いかけて、最後は一杯に出しました。その中で最初はやはり動き出すまで若干時間がかかりましたが、動き出してからはしっかりと並走馬に並びかけるところまで行きました。時計的にも十分負荷のかかる調教ができたと思います」
(明日の最終追い切りは)
「1週前、2週前としっかり長めから負荷をかけましたので、息はほぼできています。明日はしっかりと反応を見る形である程度余力を残しながらの調整になると思います」
(今回のレースに向けて)
「内回り、外回りといっても、同じ中山コースで違いはないと思います。特に外回りに関して不安の要素はありません。
春の
皐月賞、ダービーで上位になった馬はまだ出走していないので、同じような力関係の馬たちだと思っています。
開幕からレースを見ていますと、芝はかなり前残りのレースなので、あまり離され過ぎると終いは届かないかなという部分は感じています。
4戦しかキャリアのない馬で、秋から5戦目ということで始動しますが、これから将来的にもしっかり走れるような流れを作れるレースになってもらいたいです。応援よろしくお願いします」
(取材:米田元気)
ラジオNIKKEI