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【セントライト記念】タイトルホルダー ラスト1F10秒9!驚異の走りに横山武も驚き

デイリースポーツ
  • 2021年09月17日(金) 07時00分
 「セントライト記念・G2」(20日、中山)

 皐月賞2着馬タイトルホルダーが16日、美浦Wで躍動。全体時計は水準レベルだったが、ラスト1Fは破格の10秒9をマーク。2週続けて追い切りに騎乗した横山武のイメージを超える成長ぶりで、万全の態勢をアピールした。

 ダービー6着以来のタイトルホルダーが美浦Wで驚異の走りを披露した。単走で向正面からスタートし、序盤は折り合いを確認するようにゆったりと進む。3角で馬場の八分どころを通って一気にギアチェンジすると、直線は豪快な脚さばきを繰り出し、5F68秒5-37秒1-10秒9。ラスト1Fの超抜時計に記者席からどよめきが起こった。

 騎乗した横山武も、思わず目を丸くする。「全体の時計は出さずに、しまいを伸ばすつもりで。そんなに出すつもりはなかったし、出ていると思いませんでした」。弥生賞ディープ記念V時以来のコンビ再結成。2週連続で追い切りにまたがったからこそ、仕上がりの良さを体感できた。「左に張る面はあるけど、先週よりはマシでした。ムキになっていた春よりもリラックスしていますね。気持ちの部分が成長しています」とうなずいた。

 動きを見届けた栗田師も「先週より走りのバランスが安定していて、いい感じでした。スピードというより力強い動き。恐らく道悪もうまいでしょうね」と目を細める。菊花賞(10月24日・阪神)をにらんだ始動戦に、「ここは夏の北海道で力をつけてきた馬もいるし、春の実力馬もいる。相手は強いが、この馬の持ち味さえ発揮できれば」と決意をにじませた。まずは2つ目の重賞タイトル奪取へ、V発進を描く。

提供:デイリースポーツ

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