今週末は1月以来となる今年2度目の3日間開催。日曜に中京で
ローズS、月曜に中山で
セントライト記念とクラシック前哨戦2戦が行われます。その中から、昨年2ケタ人気の穴馬が2頭馬券になる波乱があり、3連単は100万馬券超えとなった
ローズSをピックアップ。netkeibaオリジナルの
ビッグデータを活用した
AI競馬予想が弾き出した激走注目馬を紹介します。
オークス出走馬が過剰人気になりがちな一戦で、今年も上位人気3頭は
オークス5着の
アールドヴィーヴルに、14着の
クールキャット、そして勝ち馬
ユーバーレーベンに0.3秒差の4着だった
タガノパッション。好実績を出している3歳世代なだけに、前走レースの格がものをいうのか? その中でAIの評価上位は?
【netkeibaAIの注目馬】
馬名:
アンドヴァラナウト鞍上:
福永祐一騎手
総合指数:68.43 (全18頭中1位、2位は62.12)
予測ペース:平均(遅)
特別登録時点では人気薄
スパークルを注目馬としていたAIでしたが、調教や枠順、馬場など週中の情報まで追加した上でAIが弾き出した注目馬は、
アンドヴァラナウト(牝3・栗東・
池添学厩舎)でした。
初戦、2戦目と好走するも勝ち馬に0.2秒差2着。前半行きたがった分わずか及ばず勝ち切れなった
アンドヴァラナウトでしたが、3戦目阪神で初勝利を挙げると、続く1勝クラス戦(中京・芝1600m)では3月の
毎日杯で3着に入った
プログノーシスの2着。最後はかわされたものの、緩くはないペースでハナを切って2着に粘ったレースである程度の評価はできるでしょう。
そしてはじめての2000m挑戦となった前走の
出雲崎特別。残り400mまでは内で脚をため、直線に入ると馬群を割ってしっかりと脚を伸ばして勝利しました。ここまでの実績から黄金世代ともいわれる3歳牡馬が軒並み上位を占めるレースだったことにくわえ、前半のハイペースで先行馬が全滅した(タイム以上に)厳しい流れの中で先行しての勝ち切り。デビュー時から「センスを感じます。カラダの
バランスもまだまだ良くなる」と福永騎手も素質に期待する同馬だけに、期待通りの成長を遂げてきたとみえます。
また、中京2000mのコースで
キングカメハメハ産駒は勝ち星こそ伸ばせていないものの、牝馬に限定すると複勝率57.1%と安定した成績。AIが本命候補に示しただけに、能力面で足りないことはないはず。
今回、netkeibaAIの予測は平均よりやや遅いペース。その中でレースを引っ張ることが予想される
エイシンヒテンに、
アンドヴァラナウトは前走同様、無理に競らず、好位から直線に臨めれば実力を発揮し、抜け出す可能性は大とみます。