「
オールカマー・G2」(26日、中山)
レイパパレは22日、栗東坂路で素軽い動きを披露した。デビューからの連勝が6で止まった
宝塚記念3着以来だが、仕上がりは万全。反攻の秋へ、好スタートを狙う。
仕上げに抜かりはない。
レイパパレは栗東坂路で
ライトウォーリア(4歳オープン)に半馬身先着を決めた。調教駆けする相手に手応えこそ見劣ったが、4F53秒0-38秒4-12秒1。回転の早いフットワークはパワフルさを増し、充実の秋に向けて確かな成長を遂げている。高野師は「(先週の調教後は)もう一本いる感じだったが、その後の経過が素晴らしく、改めて状態の良さを確認できた。動きに素軽さが出てきたね」と納得の表情を見せる。
デビューから6連勝で
大阪杯を制した後、前走の
宝塚記念で初黒星を喫したが、ひと夏を越えて心身ともにパワーアップした。「春までは体の維持に一番気を使っていたが、今はもうない」と胸を張る。「競馬の歴史上、一度の負けで勝てなくなった馬は山ほどいるが、この馬は敗戦を糧にできると思っている」と巻き返しへの期待は大きい。
このレースには過去に15年
ショウナンパンドラ、20年
センテリュオと2頭を送り出し、いずれも勝利を飾っている。どちらも
レイパパレと同じ
ディープインパクト産駒の牝馬だが、「立場も脚質も全く違う」と気にした様子はない。「中山の2200メートルはスタミナが問われるタフなコース。
エリザベス女王杯(11月14日・阪神)に向け、立ち向かって対応しなければいけない」と気を引き締める。大舞台を前に再び存在感を示す。
提供:デイリースポーツ