過去10年で3連単10万円超の高配当は1度しかありませんが、4〜5番人気馬が3勝を挙げるなど配当妙味のあるレースになっています。また週末は涼しくなる予報が出ています。
ここでは14年の新潟開催も含めた、過去10年の気候成績と重賞実績を中心に、激走注目馬を抽出していきます。
過去10年の人気別成績としては、1番人気馬[3-2-1-4]で3勝を含む連対率50%。直近2年は連対を外している。激走馬は過去10年で8頭。その内4頭が6番人気から馬券になっている。
今回も高配当を呼ぶ伏兵を見極めるための注目ポイントを3つに絞って紹介します。1点目は『激走馬8頭中4頭が涼〜暖で2勝以上』している点。19年に6人気3着の
グレイルは2勝、14年に12人気から3着した
クリールカイザーも2勝していました。
次に『激走馬8頭中5頭が、重賞芝2200mで連対または激走歴あり』という点。こちらも19年の
グレイルは18年の
セントライト記念で6人気から3着の好走。14年の
ラキシスも13年の
エリザベス女王杯で6人気2着していました。
そして3点目は『激走馬8頭中4頭が4コーナーを3〜5番手から馬券圏内に入っている』点です。19年の
グレイルはここでも、7-7-8-5と5番手から3着で該当しています。15年の
ミトラや14年の
ラキシス、12年の
ユニバーサルバンクも先行から好結果を出しました。
以上3つのポイントを踏まえた激走注目馬として浮上する1頭が、
ステイフーリッシュ。昨年同レースは5月の
目黒記念からの臨戦で3着。涼〜暖の重賞芝2200mは[1-1-2-0]と優秀です。
次に
キングオブコージは暖で[2-0-1-3]の複勝率50%と良好です。同舞台の
湾岸Sで4コーナー3番手から圧勝の実績もあります。
最後に
マウントゴールドは
JRAでの5勝中3勝が涼〜暖の気候で記録している勝利。
JRAでの7連対すべて逃げまたは先行。
(文/三宅誠)