スマートフォン版へ

【オールカマー予想】上位人気が安定成績で荒れない傾向に? 圧倒的人気レイパパレの取捨は?

  • 2021年09月26日(日) 07時35分
 秋分の日も過ぎ、競馬本格シーズンも一段と深まる今週…。

 早いもので、次の週にはスプリンターズSで幕を開ける秋GIシリーズもある。その前の今週は引き続き中山&中京の2場開催となっている。

 重賞開催は日曜日に2レース。

 中京競馬場で3歳菊花賞トライアル戦でもあるGII神戸新聞杯(中京・芝2200m)。例年は阪神芝2400mが通常開催だが、昨年から中京開催が続く。そして中山ではオールカマー(GII・芝2200m)。こちらは2週連続でメインが芝2200m戦(先週はセントライト記念)という状況となる。今回はオールカマーをデータで攻略していこう。

1.上位人気がそれなりに走る堅いレース?

 まずは、堅いか荒れるかのレース傾向について。

 過去10年(14年の新潟開催も含む)、上位人気3頭が揃って消えることがないレース。大荒れ決着といえるほどの年はない堅いレースだ。上位人気は、1番人気馬【3・2・1・4】、2番人気【2・2・2・4】、3番人気【1・3・2・4】という成績である。

 馬連では、3桁配当2回、4桁配当8回。万馬券は1度もない堅め傾向。3連複にしても万馬券は1度のみ。3連単10万円超えも1度だけしかない。

 今年も1番人気レイパパレが馬券圏内になれば大きな配当は期待できない。しかし同馬が凡走すれば…。リスク承知で一発期待するのもあり?

2.関東・関西は五分五分の成績?

 堅めのレース傾向はわかった。それでは次に枠や馬番の傾向はどうか。

 枠は1〜8枠まで比較的満遍なく絡んでいる。勝ち馬にしても特定に偏った枠番傾向はない。ただ10頭前後で頭数が少なくなると、外枠がやや優勢傾向といえる。しかし今年は現在16頭立て予定。頭数が15〜17頭(12・13・15・17年)になると真ん中のほうが馬券になりやすい傾向はある。

 騎手でいうと、過去10年で2回以上勝っているのは戸崎騎手ただ1人(14年と20年で勝利)。2年連続の勝利はなかなか難しいようだ。

 ほかには関東馬と関西馬の優劣。これは馬券圏内30頭中、東西15頭対15頭のイーブン状態。関東か関西、どちらかで馬券圏内3着独占という年もない。軸が関東馬なら相手関西、というように東西をバランスよく入れたほうがいいようだ。

3.難関コース・中山芝2200mは再好走傾向が強い?

 例年、秋中山3週目に設定されている芝2200m戦のオールカマー。前週のメインも芝2200mのGIIの3歳戦セントライト記念だから、2週連続でこの距離のGIIレースが開催されていることになる。

 オープン以上で同じ中山GIIの芝2200m戦はもうひとつある。それが1月のAJCC(アメリカジョッキークラブカップ)。オールカマーは3歳も出られるが、AJCCは4歳以上のオープン戦。それぞれ若干の違いがあるものの、メンバーが集まらずにフルゲートにならないという共通の傾向はある。

 コースも芝の外回りを使うので、同じ中山でも内回りの巧拙とは若干違う能力が必要になってくる。特殊なコースだといわれる中山芝2500m戦でも内回り。だからこそ、コース適性高い馬が好走する傾向が強いわけだ。

 有名なところでいえば07年〜09年までオールカマーを3連勝したマツリダゴッホ。ほかにも同じ中山芝2200m戦で再好走する馬は数多い。今年の出走メンバーでいえば、ステイフーリッシュ(20年オールカマー3着・20年AJCC2着)。20年4月の3勝クラス湾岸S1着のキングオブコージくらい。判断は難しいが注意はしておきたい。

4.前走はどこからのローテが相性いいのか?

 秋初戦ということで、トップクラスの馬たちは夏をはさんでの休み明けとなりやすい。

 過去10年の勝ち馬は、前走GI戦が7頭(前走宝塚記念4頭・天皇賞春1頭・Vマイル1頭・ドバイ1頭)。ほか3頭はGIII戦である。やはり勝ちきるにはGI経由馬のほうが優勢。特に前走宝塚記念組は1着用にしたい。

 今年はその前走宝塚記念組というのはレイパパレ(同レース3着)とアドマイヤアルバ(同12着)の2頭だけ。やはり今回はレイパパレには有利な条件が揃っている?

(netkeiba編集部)

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す