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【サフラン賞】レディバランタイン中間でさらに良化 加藤征調教師「抑え切れない感じに見えてもコントロールは利いている」/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2021年09月29日(水) 18時00分
 ドレフォン産駒のジオグリフ札幌2歳Sを制したのを筆頭に、シルバーステート(ベルウッドブラボーダリア賞、ロン=野路菊S)、イスラボニータ(プルパレイ=アスター賞)など、今年は「新種牡馬の当たり年」と紙面をにぎわせている。今後も新種牡馬の産駒から大物が出てきそうなムードが…。というわけで、サフラン賞(10月3日=1勝クラス(牝)、中山芝外1600メートル)にエントリーしているサトノアラジン産駒のレディバランタインにスポットを当ててみたい。

 7月25日の新潟芝外1800メートル新馬戦を快勝した馬だが、当時は同日の芝内1400メートル新馬戦を除外になって再投票した経緯がある。1ハロン程度の距離の違いならまだしも2ハロンとなると…。案の定、かかり気味に頭を上げた走りでハナに立ってしまうことになったのだが、直線では一旦後続を引きつけての再スパートで楽々、押し切ってしまったのだから恐れ入る。鞍上の戸崎圭いわく「手応えが良かったので気分良く走らせた」。この気性に逆らわない乗り方こそが、レディバランタインのその後をいい方に向かせることになる。

 加藤征調教師は「実戦を使った後も、懸念したテンションが上がるようなこともなく、順調にきていますね。1週前追い(南ウッド6ハロン82.9-11.9秒)も手応えが良く、いい動きでした。天性のスピードというのかな。抑え切れない感じに見えても、かかっているわけではなく、コントロールは利いている」と中間のさらなる良化を伝えてくれた。

 父サトノアラジンの現役時代を改めて振り返ると、3歳時は菊花賞で6着に奮闘するほどの長距離適性を示しながらも、最終的には安田記念制覇&1400メートルのGII2勝(京王杯SCスワンS)が主なタイトル。長めの距離をこなす底力を示したうえで、少し短めの舞台で大成した事実が、レディバランタインの未来を示唆しているのかもしれない。

 加藤征調教師は「仮に1400メートルを使っていたら、1200メートルの馬になっていたかも」と新馬戦の除外→再投票が結果的に馬のためには良かったと強調していた。果たしてレディバランタインの将来、活躍する舞台は? その方向性が決まる一戦となるかもしれない。  

(立川敬太)

東京スポーツ

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