「
シリウスS・G3」(2日、中京)
20年に続き、中京1900メートルを舞台に争われた砂上の一戦を制したのは4番人気の
サンライズホープ。道中は1番人気の
ゴッドセレクションを見る形で3番手を進むと、直線は力強く早め先頭へ躍り出る。最後は最後方から猛然と追い上げた
ウェスタールンドを頭差封じ込め、3度目の重賞挑戦で初のタイトルを手に入れた。
エスコートした幸は「早めに抜け過ぎたかと思いましたが、ブリンカーを着けてから集中力が増しましたね。内からも外からも来ているのは分かっていましたが、最後までよくしのいでくれました」と相棒をたたえた。
2走前の三宮Sが転機となった。初めてブリンカーを装着すると、追いだしてからの甘さが解消。1番人気の前走プロキオンSこそ、特殊な馬場&小倉の小回りコースが合わず6着に敗れたが、好相性の中京で持ち前の勝負根性を見せつけた。
「ブリンカーの効果が絶大。掛かることなく、スムーズな走りを見せてくれました」。こう目を細めた羽月師の視線の先にはダート最高峰の舞台。「目標はチャンピオンズC(12月5日・中京)。賞金面で出走が微妙なので、1走挟むかも」。自信を確信へと変えた桶狭間で、次なる季節には頂点獲りを狙う。
提供:デイリースポーツ