「
毎日王冠・G2」(10日、東京)
秋の東京開催開幕を飾る伝統の古馬G2戦。中心は
安田記念で待望のG1初制覇を決めた
ダノンキングリーだ。始動戦に向けて2週連続で併せ馬を行い、調整は順調。「
安田記念ではジョッキーがうまくこの馬の個性を引き出してくれました。特に春から変わりはないけど、順調に来ています。いい状態で出走させたいですね」と萩原師の感触も上々。目標は先でも、負けるわけにはいかない。
安田記念は惜しくも3着に敗れた
シュネルマイスターだが、3歳マイル王の存在感を示すには十分なものだった。1週前リハでは美浦Wの3頭併せで
オークス馬
ユーバーレーベンに先着。「調教を重ねるごとに良くなるタイプ。東京の1800メートルも大丈夫だよ」と手塚師。
ダノンキングリーにリベンジを果たして、秋の大舞台へ弾みをつけたい。
3月の
ドバイターフで2着に好走した
ヴァンドギャルド。それ以来の実戦となるが、コースとの相性がいいだけに侮れない存在だ。今年重賞V2で復活を遂げた
ケイデンスコールや、〈5410〉と抜群の安定感を誇る
ポタジェ、そして12番人気の
新潟記念で後方一気を決めた
マイネルファンロンなども上位をうかがう。
提供:デイリースポーツ