伝統あったオープン特別「いちょうS」を格上げし、更に名称を変更して生まれたのがこのレース。オープン特別の時代から出世レースとしての呼び声が高かったが、重賞格上げ以降も
クラリティスカイ、
ダノンプレミアム、
グランアレグリア、
サリオス、
ステラヴェローチェなど、毎年のように後のGI活躍馬を輩出している。
1.開幕週のスピードレース
17年は稍重ながら当時のコースレコードである1分33秒0がマークされ、一昨年は
サリオスが1分32秒7をマークしてそのレコードを更新した。昨年は不良馬場で特殊なレースとなったが、開幕週ということもあり基本的にはスピードレースになる。
2.前走敗れた馬は苦戦
重賞格上げ以降の7回で、前走2着以下だった馬の成績は[0-0-2-28]と不振。前走重賞やオープンで善戦してきた馬よりも、新馬や未勝利をきっちり勝ち切ってきた馬が活躍する傾向。
3.前走中山組は不振
過去7回の成績を前走の競馬場別に見てみると、前走が中山だった馬は[0-0-0-19]と不振。そもそも人気どころで前走中山組が少ないのは確かだが、過去に3番人気が2頭いていずれも人気を裏切っている。
ステルナティーアは新潟芝マイルの新馬戦を3馬身差完勝。軽く促されると一気に後続を突き放す内容で、素質はかなり高そうだ。夏の新潟の上がりタイムはそこまでアテにならないとはいえ、32秒7は優秀な数字。兄の
ステルヴィオは同レースで2着だったが、この馬には勝利を期待したい。