大荒れとなった今年の
帝王賞で、1着
テーオーケインズ(4番人気)・2着
ノンコノユメ(10番人気)の双方に印を打っていたAI予測エンジン『
AlphaTwinkle』。AIならではの膨大なデータ処理によって導き出される予想は斬新かつ期待値が高い。
今回は、大井のス
プリント交流重賞・
東京盃のメンバーを分析する。
JBCスプリントに向けた重要な一戦で、今年は、
フェブラリーSで4着・
ドバイゴールデンシャヒーンで2着という実績馬・
レッドルゼルが参戦。さらに本レースで19年に優勝、昨年も3着と実績を残している
コパノキッキング、昨年9月から7戦連続で連対中の
リュウノユキナも参戦し、人気を集めている。
しかしAIは、その3頭全てに印を打たない強気の評価を下した。なんと、印を打った5頭中4頭が地方馬という予想になったのである。「ローテ」「血統」「脚質」「馬齢」さらに「馬券妙味」など、様々な
ファクターを踏まえた上で、導き出されたAI予想の推奨馬5頭はこちら。
◎
サクセスエナジー◯
ニシノレオニダス▲
ワールドリング△
サブノジュニア△
クルセイズスピリツ◎
サクセスエナジー AIが本命視したのは、
キンシャサノキセキ産駒の7歳馬、
サクセスエナジー。
前走の
オーバルスプリントでは7着に敗れたものの、AIはラップ・展開面からやむなしの敗戦と判断した。それよりも重要視したのは、そこで上がり2番手の末脚を使えたこと。今回は瞬発力勝負のレース展開になると判断し、前々走
サマーチャンピオンでも上がり最速の末脚で2着に食い込んだ末脚の鋭さを高く評価したようだ。
また、
キンシャサノキセキは馬券的に見て、人気以上の激走が多い“オイシイ”種牡馬というのも、強調材料となった。
◯
ニシノレオニダス 対抗評価の
ニシノレオニダスは、馬齢やローテ・適性の高さを買われて浮上した1頭。
今回の馬齢評価ではベテランの経験値よりも若さを重視したAIだが、同じ4歳馬の中でも2月うまれの
サイクロトロンより4月うまれの
ニシノレオニダスをより高く評価している。世代という大きな括りではなく、誕生した日付なども考慮した深い読みも、AIならではの分析だろう。
大井転入後に6戦して4勝2着2回(出走取消を除く)というコース適性の高さも武器。
▲
ワールドリング 3番手評価は船橋の新星、
ワールドリング。
ここ数戦の末脚は特筆もので、大井向きの脚質と判断された。前走は4番人気、前々走は5番人気と、決して主役評価ではない中、今回と同じ大井1200m戦の舞台で連勝を収めている。交流重賞は初挑戦ではあるものの、3歳馬の勢いで上位進出を狙う。
人気の
リュウノユキナは前走
クラスターCからレース間隔が空いたことが減点材料となり、脚質的には大井に向くと判断しながらも、馬券妙味が低いため印は打たれなかった。
リュウノユキナの父
ヴァーミリアンの産駒は、過剰人気しやすいタイプでもあるという点も考慮されている。
また、鞍上への評価は
レッドルゼル・川田騎手のコンビが満点を獲得。
ルメール騎手は初コンビが減点要素であるだけでなく、今年の地方重賞においては川田騎手>
ルメール騎手というAIの判断もあった。
しかしその川田騎手が騎乗する
レッドルゼルは、ドバイからの直行ローテが0点評価と、大きなマイナス材料に。これは海外遠征・長期休養というローテの不安定さによるもの。他の要素での評価は高いため、当日のデキ次第ではローテ観点のマイナスも埋まり、一気に馬券の主役となる可能性を秘めている。当日のパドック・返し馬にもご注目いただきたい。
JBCスプリントへの注目の一戦!大井・
東京盃は本日10/6(水)20:10発走!
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