「魁!海外馬券塾」(13日)
過去に14年
アドマイヤラクティ、19年
メールドグラースと日本勢2頭が勝っている
コーフィールドカップ・G1(16日・豪コーフィールド、芝2400メートル)は、21年は64年以降で初めて豪州調教馬のみで争われることになった。フルゲート18頭のハンデ戦だけに人気が割れることの多いレースだが、21年は圧倒的な人気馬がいる。8連勝で駒を進めるインセンティヴァイズだ。
4月に豪州北東部のローカル競馬場で初勝利を挙げてから、わずか2カ月半の間に6連勝を飾ると、元の馬主兼調教師が50%の権利を持ったまま、残り半分を有力馬主グループにトレードされ、
メルボルンの厩舎に転厩。一気に相手の強くなったG1でも快進撃は止まらず、マカイビーディーヴァSとターンブルSを制し、異例の一本かぶりで臨むことになった。
メトロポリタンH覇者モンテ
フィリアや
マイトアンドパワーS2着の
ノンコンフォーミストなど、近走よりさらに強い相手がそろうが今回。凡庸な出自からの立身出世という、豪州人が最も好む物語の主役インセンティヴァイズを、ファンの大声援が後押しする。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ