「
秋華賞・G1」(17日、阪神)
2冠獲りへ不安はない。
桜花賞馬
ソダシは13日、栗東坂路で楽々と先着を決め、文句なしの動きを披露した。
オークスは8着に敗れ、デビュー6戦目で初黒星を喫したが、続く前走の
札幌記念では強豪古馬を撃破して、復権をアピール。白毛の
アイドルホースは
ヒロインの座を譲るつもりはない。以下、
吉田隼人騎手、
須貝尚介調教師との一問一答。
◇ ◇
【
吉田隼人騎手】
-今週の調教は軽めだった。
「先週、先々週と坂路でもコースでも時計を出していますからね。
トップギアに入れないような感じで乗りました。今週末に力を出せるよう、ガスを抜いたような感じです。競馬で苦しいところを見せないよう調教しました。いい感じで本番に向けて調教できたと思います」
-中間の気配は。
「春のG1シリーズの時には、まだ見せていなかった力強さだったり、ハミの取り方だったりと、こっちに帰ってきてから、よりパワーアップしたなと思います」
-今年は阪神芝2000メートルが舞台。
「阪神は2歳から経験していますし、相性がいいと思っています。2000メートルという距離も、札幌で経験しているので、特に不安材料はないと思います」
-どのような競馬を思い描いているか。
「賢い馬なので、こだわってポジションを取るわけでもなく、他の馬が行くようであれば譲ると思います。そういう競馬もしてきていますから」
-プレッシャーは。
「この馬に普段乗っている時から緊張感を持っていますし、それは自分でも慣れてきているところはある。結果を出すことだけを願って頑張ります」
【
須貝尚介調教師】
-古馬との初対戦だった前走の
札幌記念を振り返って。
「みんなが注目していた一戦だったから、
ソダシが勝ってくれて良かった。(斤量が)52キロというのはあったけど、
ブラスト(
ワンピース)に思ったより早めに来られたのに、押し切る力があったからね。2000メートルはこなせるだろうと思っていたが、収穫は大きかった」
-最終追い切りを終えて。
「今週は息を入れる程度でしたが、うまくいきましたね。想定していた通りの併せ馬ができました。終わって、(吉田)隼人とも『理想的で、完璧だね』という話をしました」
-成長を感じる点は。
「春はまだ幼い体つきだったが、夏を越えて、筋肉の凹凸が目立つようになりましたね」
-雨の予報もあるが。
「
ソダシにとってはプラスに働くんじゃないかなと思っている。力の要る洋芝で結果が出ていますから」
-プレッシャーは。
「競馬の夢ばかり見ます。寝不足です(笑)」
-意気込みを。
「とにかくまずは無事に。“つよかわアイドル”と言われていますが、もっともっと、“つよかわアイドル”になってもらいたいと思っている。応援よろしくお願いします」
提供:デイリースポーツ