秋華賞当日のお天気、競馬ファンなら皆さん気になっていましたよね。わたしもそうですし、トレセンの皆さんはもちろんです。
金曜の段階では「午前5時くらいまで降ってやむらしい」と朝早いレースを使う助手さんから聞いていたのですが。
レース前日に調べたら午前7時まで降雨1ミリに延びてますね…。そのあとは曇りマークの空模様。うーん、土曜は良馬場だったし、夜もそれほど降らないようだし、馬場は大丈夫…ですかね?
どっちつかずなお天気でも、状況を問わず推したくなるのは
アールドヴィーヴルです。デビュー戦では不良馬場を克服して勝ってますし、1勝馬といっても勝ったデビュー戦以外は全部重賞を走りながら掲示板を外していませんから問題ないでしょう。前走の
ローズSでは勝負どころでかなり厳しいところに押し込まれながらも3着に入って優先出走権を確保。その勝負根性、めっちゃ心強いです!
「前走は当日輸送で少し減りましたが春に比べて馬体重も増えていました。以前なら中3週でのレースは考えられなかったけど、この中間は不安なく調教が出来ており、馬の成長を感じます。体質が少し強くなったように感じます」と今野師。
中間の調整では「やれば時計が出てしまう」けれど、その必要はないという判断で軽めに抑えています。いいかんじ余力を残した状態で本番に向かえるのではないでしょうか。
「どういう状況でもラストでは強い気持ちで伸びるのは強みだと思います」(今野師)というように、馬場も展開も問わずに頑張ってくれます。気で走るタイプの馬っていいですね。
(取材・文:花岡貴子)