秋華賞に出走する
アンドヴァラナウトのお母さんは
グルヴェイグ。
エアグルーヴの娘で現役時代は角居厩舎にいました。古馬になって
マーメイドS(GIII)を勝ってますが、3歳時はまだ成長途上で1000万下特別も勝ちきれず2着が精一杯でした。
アンドヴァラナウトを担当する山田助手は、偶然にも牧場時代の
グルヴェイグに騎乗したことがあるそうですよ。
「
グルヴェイグには、まだトレセンに入る前、ノーザンファームで働いていたときに乗せて頂いたことがあります。すごくバネのある乗り味でした」(山田助手)
娘の
アンドヴァラナウトの乗り味は母とはまた違うタイプだそうですが、底知れぬ資質の高さはやはり感じているそうです。
「まだまだ伸びしろを感じさせるし、もっともっと良くなるかんじがします。でも、その時点で
ローズSをしっかり勝ったので、その能力には底知れなさを感じています」
ローズSのレース後もしっかりカイバを食べており、調整過程は順調です。
池添学師も「新潟(
出雲崎特別)では2000m、そしてここ3走は左回り、
ローズSはコーナー4つなど、使うごとに課題はあるのですが、しっかりクリアしてくれます。(
秋華賞での条件は)使ってみないことにはわかりませんがクリアしてくれると思います」と順応性の高さを強調していました。
そして、「まだ成長途上ですが、真面目なコですから。精一杯頑張ってくれるはずです」(山田助手)というように堅実さもセールスポイント。まだ連対を外したことのない
アンドヴァラナウトが初のGIでどんな走りをするのか、期待しかありません!
(取材・文:花岡貴子)