10月23日、東京競馬場で行われる
富士S(3歳上・GII・芝1600m)。昨年からGIIに昇格した府中のマイル戦に2018年ダービー馬
ワグネリアン、昨年の
NHKマイルC馬
ラウダシオン、
ホープフルSを制した
ダノンザキッドなどGI馬3頭を含む17頭が登録。
なかでも注目は、今年の
NHKマイルC2着、
関屋記念3着とマイル重賞で堅実な成績を残してきた
ソングライン(牝3、美浦・
林徹厩舎)だ。父
キズナ、
母ルミナスパレード、
その父シンボリクリスエスという血統。
昨年6月の新馬戦こそ敗れたものの、未勝利、
紅梅S(L)を連勝。続く
桜花賞では実力を発揮できずに終わったが、
NHKマイルCでは
シュネルマイスターの2着と気を吐いた。前走の
関屋記念では1番人気に推されたが、勝った
ロータスランドからコンマ2秒差の3着に惜敗と、重賞の壁に阻まれている。
3歳牝馬による制覇となれば、1999年
レッドチリペッパー(当時は4歳表記)以来、22年ぶりとなる快挙。
NHKマイルC、そして
関屋記念でも煮え湯を飲まされた3歳世代指折りの実力馬が、飛躍の秋に向けて牙を研いでいる。