9月20日(日)盛岡の2歳芝重賞「第23回
ジュニアグランプリ/M1・芝1600m」を
モリデンブラックが制して以降、昨夜27日の船橋「第67回
平和賞SIII」まで、ホッカイドウ門別からの遠征馬がなんと8戦6勝! まだ
地方競馬ファン歴の浅い皆さんなどには「え???」って思われても仕方ないような、凄まじい好成績を出しています。
勝てなかったのは10月3日(日)盛岡の第34回ダービー
グランプリM1(
ラッキードリーム4着、リーチ6着)と昨夜の船橋・
平和賞SIIIのみ。それ以外は、岩手・盛岡「第23回
ジュニアグランプリM1」を
モリデンブラック(
桧森邦夫厩舎)、兵庫「第23回
園田プリンセスカップ」を
グラーツィア(
田中淳司厩舎)、金沢「第23回兼六園
ジュニアカップ」を
エンリル(
角川秀樹厩舎)、川崎「第20回
鎌倉記念SII」を
シルトプレ(
櫻井拓章厩舎)、そして岩手・盛岡「知床賞M3」を
マックスレジェンド(
川島洋人厩舎)、さらには一昨日26日の岩手・盛岡「第11回OROターフス
プリントM2」を
クラヴィスオレアが芝1000mで7馬身ちぎるという驚愕の勝ちっぷりで制してみせました。
ちなみに、遠征の2頭が勝利を逃した盛岡の第34回ダービー
グランプリM1も、優勝馬は昨年門別デビューで遠征の盛岡「
南部駒賞M1」を制し、現在は船橋・
稲益貴弘厩舎に所属する
ギガキングでしたので、門別からの遠征馬が出走した盛岡「第11回OROターフス
プリントM2」までの7レースは全て「遠征馬(6勝)」あるいは「門別デビュー馬(1勝)」が勝ち続ける状況が続いた次第です。
昨夜の船橋・第67回
平和賞SIIIに遠征で挑んだ
ノーズトゥテール(
堂山芳則厩舎)は見せ場なく12着に敗れ、遠征馬は“ちょっと一服”となったものの、2着には門別デビュー馬
マイブレイブがしぶとく踏ん張り「強い門別デビュー2歳馬」の面目は保った印象。
この後も、今日28日の笠松「
ラブミーチャン記念」は1番人気が予想される
園田プリンセスカップの勝ち馬
グラーツィアに注目が集まりそうですし、それ以降の地方交流重賞にもぜひ、ご注目いただきたいと思います。
さて、今季の
クライマックスが間近に迫る中、このように遠征馬らが各地の重賞を席巻しているホッカイドウ門別勢ですが、もちろん地元戦でも見逃せないレースが続いています。今季ラスト「第15回開催」前節を締め括るのが、今夜のメイン(最終)12RのJBC協会協賛スタリオンシリーズ「
ゴールドドリーム賞/B4〜C1-1組・1200m外回り」です。
いわゆる“通常フルゲート”の12頭立てで、
JRA未勝利2着の実績から門別転入4戦目の
ガウナエルフリーデを筆頭に、前走同馬に先着を果たした
チビノシズカ、前走準重賞の「うらかわオープン/1200m外回り」で道中離された最後方から大外を豪快に追い込んで
ハッピーホンコンに0秒1差2着まで迫った
アウィウィリオ、前2走続けて2着と上昇顕著な
クリュサネル、マイペースで先行できれば巻き返しも十分あり得る
モンスタープリンスら“勝ち馬候補”が片手では収まり切らない印象もあるメンバー構成。外回り330mの長い直線で、二転三転の激しい追い比べを見せてくれるかもしれないですね!
門別ナイター12R「
ゴールドドリーム賞」の発走時刻は20時35分です。お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)