「スワンS・G2」(30日、阪神)
阪神JFなど重賞4勝を挙げる“庭”で、
ダノンファンタジーが堂々1番人気に応えて6つ目のタイトルを獲得した。「阪神千四はとても適している条件。いい内容で勝つことができて何より」。川田が満足げに振り返った。
中団追走から直線で外に持ち出すと、最後は力強く末脚を伸ばしてラ
イバルを一蹴。「(課題の)スタートもうまくいって、道中は馬のリズムを大事にしながら。直線では手応えが素晴らしく残っていたので、勝ち切ってくれると思っていた」。今夏は札幌遠征の予定だったが、体調が整わず中止に。そこから放牧に出て再調整となったが、夏場に無理をしなかったことで復調。約10カ月ぶりの白星をつかみ取った。
これで阪神での平地重賞勝利数は
ゴールドシップ(6勝)に次ぐ単独2位。中内田師は「この舞台が得意なんでしょうね。5歳ですけど、ここまで本当によく頑張ってくれています」と2歳から4年連続重賞Vを果たした孝行娘に目を細めた。
次戦は未定だが、優先出走権を得た今年のマイルCS(11月21日)も阪神での開催。参戦するとなれば大いに盛り上がりそうだ。
提供:デイリースポーツ