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ウインマリリンを半姉にもつウインルシファーが横山武史騎手でデビュー/関東馬メイクデビュー情報

  • 2021年11月01日(月) 18時00分
 今週から開催替わり。今年最後の東京開催(第5回)になる。開幕週からセレクトセールの高額落札馬や活躍馬の弟や妹など各厩舎の良血がスタンバイ。それぞれの初陣に注目したい。

【11月6日(土) 東京芝2000m】

ウインルシファー(牡、父オルフェーヴル母コスモチェーロ、美浦・手塚貴久厩舎)

 現役の半姉ウインマリリンは重賞3勝(フローラS日経賞オールカマー)、オークス2着など活躍中。半兄のウインマーレライラジオNIKKEI賞を勝っている。先週の追い切りはウッドチップコースで5F69.0-1F11.7をマーク。3頭併せの真ん中で併入した。「ゲートの練習に時間がかかったけど、ひと追い毎に良くなってきた。馬体の感じとか走り方なんかはマリリンに似ている。遅生まれで心身ともに若いけど、常に一生懸命に走る性格。血統的にも楽しみです」と手塚貴久調教師。鞍上は横山武史騎手を予定している。

ダノンギャラクシー(牡、父ディープインパクト母ベネンシアドール、美浦・国枝栄厩舎)

 一昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は3億1320万円。全姉に重賞2勝(フローラSローズS)、ジャパンC2着、宝塚記念2着、オークス3着などGI戦線でも活躍したデニムアンドルビー、伯母にトゥザヴィクトリー(エリザベス女王杯)がいる。当初は前週のデビューを目指していたが、「まだ動きが物足りなく感じたから予定をスライドした」と国枝栄調教師。10月27日の追い切りはウッドチップコースで5F68.3-11.9をマークし、先日のアルテミスSを勝利したサークルオブライフと併入している。「まだ成長途上だけど、ひと夏を越して力強くはなった。馬格は十分。スラッとした体形だし、長めの距離が合うと思う」と国枝調教師。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

【11月7日(日) 東京芝1800m】

カーペンタリア(牝、父ロードカナロア母モシーン、美浦・木村哲也厩舎)

 母は豪G1を4勝。半姉に重賞3勝(フェアリーS関屋記念東京新聞杯)、ヴィクトリアマイル2着のプリモシーンがいる。先週の更新でも伝えた通り、万全を期して今週のデビューに回った。10月27日の追い切りは僚馬のティズグロリアス(10月31日の東京5Rでデビュー勝ち)と併せ、ウッドチップコースで5F69.0-1F11.6をマーク。31日には坂路で4F53.5-12.6を計時した。鞍上はC.ルメール騎手を予定している。

ベストフィーリング(牡、父ドゥラメンテ母フィールザレース、美浦・手塚貴久厩舎)

 一昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は9936万円。母はアルゼンチンのG1(CEスプリント)を勝っている。先週の追い切りはウッドチップコースで5F68.4-1F11.5をマークし、3頭併せの最内で併入した。「まだ緩いところがあるけど、走りっぷりがいい。速いところに行けばコントロールも利くし、いいバネがありそう。ピュッとした脚を使えそうなイメージです」と手塚貴久調教師。鞍上は横山武史騎手を予定している。

【11月7日(日) 東京芝1400m】

ラコンタール(牡、父ロードカナロア母リュラ、美浦・国枝栄厩舎)

 昨年のセレクトセールに上場され、取引価格は7480万円。伯母に桜花賞馬のハープスターがいる。先週の追い切りはウッドチップコースで5F67.1-1F11.6をマークし、3歳馬を追走して併入した。「じっくりと成長を待ったぶん、春に入厩した頃に比べれば随分と良くなった。気がいいし、調教でも前向きに動けている」と国枝栄調教師。鞍上は戸崎圭太騎手を予定している。

(取材・文:竹之内元)

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