11月14日(日)に阪神競馬場、芝2200mで行われる
エリザベス女王杯。前走
府中牝馬Sではこれまでにない先行するレースぶりで16着に敗れてしまった
デゼル(栗東・
友道康夫厩舎)が、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
藤岡康太騎手が跨り、CWに正面から入場しての3頭併せ。先頭が
アドマイヤポラリス、これに
ダンテスヴューが続き、一番後ろから追走。前半はかなりゆっくりとした入りで、6F標識では2秒近くあった前との差を少し詰める形で3コーナーへと入っていく。
最後の直線は最内。ラスト1F標識手前ではきっちりと前に追いついて、ゴール前は3頭での追い比べ。楽な手応えで真ん中
ダンテスヴューには先着、外
アドマイヤポラリスと同入でのフィニッシュとなった。
時計は6F82.1〜5F66.4〜4F51.2〜3F36.7〜1F11.7秒。これまでも1週前追い切りでは速い時計をマークすることが多かったが、今回のように3Fが速いのはなかなかない。阪神内回りというコース条件を考えれば、この動きが非常にレースでのパフォーマンス向上に役立ちそうな気はする。
(取材・文:井内利彰)