最高の週末を描いてみせる。土日の重賞ジャックを狙う松田大作騎手(43)=栗東・フリー。“縁”で結ばれた2頭とあって、思い入れも相当だ。
土曜のファンタジーSは、新馬戦を勝利で飾った
ヴィルチュオーズと引き続きコンビを組む。「前走がいい勝ち方。まだひ弱い面はあるけど、センスがある。状態もいい」と感触は良好だ。管理する武幸師とは競馬学校の同期(13期生)だけに「ラ
イバルであり、仲間だったので。違う立場として、こういうチャンスをもらえることがうれしい。勝てれば最高の幸せですね」とうなずいた。
日曜のみやこSは
スワーヴアラミスで挑む。エルムSで6年ぶりの重賞Vをプレゼントしてくれた相棒だ。「思い入れがメチャクチャあるし、継続して乗せてもらえることがありがたい」。周りへの感謝を込めて重賞に臨む。「もともとズルい面があって、砂をかぶったり、もまれると良くない。それでも、以前より一生懸命走るようになったから」と信頼を寄せる。
2頭ともにチャンスは十分。「なかなかこういう機会もないので、気持ちをしっかり持って思い切った騎乗をしたい」と力を込めた。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ